あの日から遠くなっていく

日々のこと

父が死んだ日から、どんどんと離れていく。

去年の今頃は、お父さんがいた。

去年のこの季節に、お父さんとこんなことをした。

去年の写真には、お父さんが映っている。

そういうささやかなつながりが、どんどんと離れていく。

1年経たないで、と思う。

ずっとずっとそばにいたいから。

私や私の大切な人が突然死んでしまう恐怖に襲われる日もある。

父を失ったときの哀しみや苦しみや絶望を、もう誰にも味わってほしくないと思う。

父がなくなって10カ月位が過ぎたけれど、会社から帰ったあと、今でもたくさん泣いてる。

堰を切ったように一人で、洗面台の前や、部屋の片隅で、たくさんたくさん泣いてる。

悲しくて泣いてる。

お父さんの車でよく通った道や、お父さんが入院した病院や、いろんな景色を見て、泣きそうになる。

人生があまりにも悲しいことばかりだから、生きる意味が分からなくなってる。

そういうことはもう乗り越えたつもりなのに、なんだかまた、やけくそになりそう。

今は仕事が忙しいから、それにかまけて、どうでもいいと思いながら働いてる。

どうにでもなれ、どうでもいい、そう思って自分を大事にできてない。

悲しい気持ちとそうじゃない気持ちが自分の中で表裏一体となって、くるくる回ってる。

くるくる、くるくる。くるくる、くるくる。

泣きながら笑いそうになる。わけがわからなくなって。

幸せだった日々が、それを失った悲しみが、くるくる、くるくる。何色なのかわからない。

混ざり合って、この感情が、何色なのか分からない。

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